サーフィンデビュー

いろいろ縁があってサーフィンデビューしてきた。

ぼくのサーフィンへの思いは古く、高校生の時に親友がサーファーだったんだけど、教えてもらう約束をしたままそいつは19才で他界。

それっきりサーフィンデビューの時機を逸してしまったのだ。

別にセンチメンタルな気持ちで手が出せなかったわけでもないんだけどなんだか長い時間が経ってしまった。

カウンターに来てくれる10歳くらい年上のマコトさんがなんか色が黒い。彼は趣味人でフライフィッシャーマンであり、ロード乗りでもあり、バックカントリースキーヤー。なんでも「サーフィンはじめた」っていうじゃないか。

なんでもよく一緒に滑る仲間に3人サーファーがいて、パウダー滑るのと波乗るのってどっちが気持ちいい?って聞いたら3人が3人とも即答で「波乗り」って答えたらしい。

そりゃやらない手はないっていうので手を出したらしい。昨年の5月に始めたばっかりだっていうのに板はもう3枚目で海外にも行っているらしい。相変わらずの行動力だけど、結局「めちゃくちゃ楽しい」らしい。

 

さらにはウチでよくカレーを提供するイベントハラヘッタ食堂をやってくれるアキさんもサーファー。

 

あれ?

波来てるんじゃない?(笑)

 

で、そのマコトさんがよく世話になってるゲストハウスがあるっていうので一緒に行くことに。

サーファーのオーナーTAOさんが営むIIOKA BASEはなんと素泊まり3000円。

海の目の前なので泊まらなくても1Fはウェットスーツのままくつろいだりできるビーチハウスとしても利用可能。シャワーも借りれたりと至れり尽くせりだ。
で、ここではサーフボードやウェットスーツののレンタルもあるし、TAOさんが乗り方も指南してくれるというのでお世話になってきた。

 

現場に着くと常連さんたちが出迎えてくれて感じのよさが伝わってくる。

しばらく波が小さいのでダラダラしたりサーフスケートしたりして時間を溶かす。

次第に波が上がってきたのでウェットに着替えて海へ。

 

いやー、サーフィンって写真撮れない(笑)

ただでさえ撮らないのに海にカメラなんて持っていかないよね(笑)

この日は9,6ftくらいのロングボードを借りて5回テイクオフに成功。

ウチ1回はかなり長く乗ることができてサーフィンの浮遊感を体験することができてよかった。

 

しかし、テイクオフそのものというよりも海面に浮かび波を待つ間に波を観察していると今まで見えていなかったモノが見えてきた。

同じ場所、同じタイミングなら波は強弱はあれどそこまで大きく変わらないと思っていた。

でも、うねりの入ってくる角度などが違うらしく(あとでTAOさんに聞いたのだ)ブレイクするタイミングや形が違う。

思っている以上に毎回違う。

よく聞く「同じ波はない」って言うのはコレか。

そして上手い人はその波をある程度で見極めて左右に動いて次来る波のパワーのある場所に先回りしているのだ。

なるほど。

 

2時間ほど浮かんだ後、浜に上がると思いのほかヘロヘロ。

パドリングの疲れと波酔いのようだ。
前日に夜中まで飲んでいて睡眠時間も短く、朝ごはんも軽くしか食べていなかったのが原因だ。

今までにないほどに酔って、昼飯のラーメンも残すほど。

吐き気は少ないけど空腹感はあるけど食が進まない。

少し寝かせてもらってからゆっくりと回復したけど2日目も続いたほどだ。

あいにく次の日は雨だし波も小さいし海に入ることなく帰路に就いた。

 

南にはあまりいいサーフスポットはないみたいだけど、千葉に家を借りたいまサーフィンを習得するにはいいタイミングだと思うのだ。

しばらく真面目に修行したいと思います。

サーフィンやる皆さま一緒に遊んでください。