男前キャンプ in 粟島 Vol.2

今回の男前キャンプは2泊3日。

2日目はまるまる島でのんびりできるのだ。

 

西側の海岸なので朝日が上がるのは少し遅いかな?なんて思っていたけど結局早めに目が覚める。

スノコさんは夜中のうちに釜谷の港まで行ってアジとキジハタを釣ってきたらしい。

えー、カッコいい。

朝からナメロウをごちそうになった。

キジハタは夕飯のためにとっておくそうだ。

持参したクーラーボックスは無駄にならなかったようだ。

この日はみんなバラバラに行動。

昨日の刺すような日差しうだるような暑さではなく少し曇っていてすごしやすい。

と言っても暑すぎるくらい暑いけど。

 

スノコさんとケン兄はバスに乗って内浦まで買い出しや釣りに行ったり。ぼくは素潜りでサカナ突こうかと思ったけどこの日は濁りがひどいし耳も痛いので、カヤックで沖に出て釣り糸を垂らす。

しかしなんの反応もない。

魚影メチャクチャ濃いのを期待していたのに。。。

 

昼寝したり釜谷の集落でアイス食ったり釣りしてる人や素潜りしてる人と話したり。

のんびりした島時間を過ごした。

 

すっかり姿をみないと思ってた古本さんは夕方手前くらいに帰ってきたと思ったら歩いて島を一周していたらしい。ヤルなぁ。

 

 

完全に日が沈む前から夕食を作る。

スノコさんは昨晩釣ったキジハタを刺身&アクアパッツァ。

獲っても問題ないマツバガイやシッタカを茹でたりして豪華な食事になりました。

ぼくも食材持ってき過ぎていたからココでガッツリ作ってみんなでガッツリ食べました。

 

ちなみに粟島の商店だけど内浦の丸屋商店とマリンストアーで大抵のモノは何でもそろうのでビビッて本土から持ち込まなくてもよかったかもしれない。
営業時間とか在庫などは保証できないけど。

 

浜に寝そべって焚き火しながら夜が更けていく。

曇っていたから星は望めないと思っていたら途中雲が晴れたりして前日ほどじゃないけどいい星空だった。

なに話したかなんて覚えちゃいないけどそんなことが積み重なって自分ができていく感じがする。

サイコーの夜だった。

 

3日目の朝は早かった。

ぼく以外の3人は朝イチ8:15のフェリーで本土に帰るからだ。

荷物の積み込みは1時間前くらいから。

バスもそれに合わせて7時すぎくらいにはくるのだ。島の朝は早い。

早朝から荷物をパッキング。

 

ぼくは月曜も休みなのでこの日はカヤックで内浦に移動して内浦のキャンプ場で一晩を明かし、次の日の朝イチに帰る。

ぼくだけカヤックに荷物を積み込んでみんなを見送った後に海に漕ぎだす。

釜谷から内浦までは北回りを選択した。

どっちでもよさそうだったけど、ちょっとだけ長そうだからなんだけどね。

 

この日は1日目のような刺すような日差しで暑さがしんどい。
手元にある水がみるみる消費される。

常連のゴウくんにもらったカバヤの塩分チャージタブレットが美味い。

西側の海は隠れている岩も多く沖で波が立っていたりして気が抜けない。

しかも上がれる浜などほとんどないと言っていい。

ぜんぶゴロタ浜で手前が厳しい。

まぁ、釜谷も同じようなもんだけど。

 

北の岬を回ると景色は一変。

荒涼とした岩の浜ではなく緑の森が広がっている。

隠れ岩などもなく穏やかで拍子抜けする。

遠くに見える本州がデカい。

 

結局内浦まで思った以上にサクッと漕げてしまった。

10㎞くらいで2時間でたどり着いた。南側も半周して釜谷まで行って1周してしまおうかと思ったけど明日の朝バスに荷物タップリで乗るのもなんだったし、内浦の集落を全然歩いてなかったのでこの日は内浦の集落を知るのに時間をかけたかったのだ。

 

内浦のキャンプ場の浜に上がりカヤックをバラしたりタープを張ったりする。

釜谷のキャンプ場と違いにぎやかだ。大量の物資を運んでレジャーとしてキャンプする人がこんなにいるとは。粟島と言っても内浦と釜谷では全然違うというコトを目の当たりにする。

 

 

内浦にはオシャレなカフェなんかもある。

島に来たからにはお金を落とさねばならぬとランチはCafe&barそそどで魚のキーマカレーを食べた。

美味しかったです。マジでオススメできる。

 

カヤックを漕いでるときに銛を持って素潜ってる人を何人か見た場所に行ってみる。

いやー、素晴らしいポイントだった。

あまり深くないけど魚影が濃くてスノーケリングにはサイコー。

もちろんサカナ突きにも。

沈みテトラの隙間にできるだけ大きな魚影を探す。ゆっくりとこちらの気配を気取られないように。

ハンティングと一緒じゃん!

たのしー!!!

 

結果としてはメジナ2尾とイシガキダイ1尾。

キジハタを仕留め損ねたのは残念。しっぽの方を突いてしまって傷つけてしまった。

半矢にすると罪悪感でしんどいのもハンティングと一緒。

精進します。

 

銛先は初心者向けってことでパラライザー(3本になってる)使ったけどアタマ狙っても身に穴あくので銛先は羽根銛に変えよう。(もう注文したんだけど、来たらデカかったので加工しました)

この日は1人でお刺身パーティ―。

これだけで満腹なくらいだぜ。

 

東側の内浦からは夕日は見えない。

その代わりに美しいマジックアワーだった。

近隣はなかなかに騒々しいレジャーキャンプ客でごった返しなんだけどね。

 

その代わりと言っちゃなんだけど朝日が上がる。

暑くなりそうな予感を感じながらパッキングして港に向かう。

歩いて15分ほどだけどカヤック&全部の荷物を曳いて歩くのは少しばかりしんどい距離。

 

実は前日カレー食いに行くときに必要ない重めのモノは小分けして観光案内所にあるコインロッカーに預けてきたのだ。

観光案内所には大きめのコインロッカーがあるのでありがたい。

 

カヤックの運搬にはサザンワークスのGRITのカヤックバッグとバタフライカヤックのキャリーシステムを使ってます。

この組み合わせが実によかった。(とか言って荷重かかりすぎてバッグ破損したけど)

ベルトは同じもの作ったりハンドルに自転車のグリップつけたりカスタムしてますがバタフライのキャリーは転がりもよくタイヤも大きく軽くコンパクト。

サイコーにオススメです。

帰りの船は高速船ではなく普通船。

思った以上にキレイで快適。

デッキに出てもいいし船内のシートで寝ててもいいし。

 

久々に本州に帰ってくるとすぐにクルマ。

港の少し北にある岩船港鮮魚センターが実によかった。

海鮮は美味しいし特産品がそろう。

朝8:30からやっているので次回は行きの船に乗る前に食材を買いに来たいと思う。

ここからまた4時間ちょっとかけて東京に帰った。

いやー、いい場所だった。

毎年行きたいくらいだ。

また絶対に行きます!