何度目かの時計の話

えー、今回は極めて個人的なお話し。
何度かBlog書いていて意外と訪問者の多い時計のお話です。

ワタクシ子供のころから時計に思い入れがあって時計好き。しかもダイバーズウォッチしか興味ありません。厳選した1つを24時間365日ほぼ着けているというスタイルですので数多く持っていてコレクションしているわけではありません。

前回の時計のBlogはおそらくオープンしてしばらくしてからのSBBN011を買った!っていうBlogだと思います。


セイコーのダイバーズのフラッグシップ(当時)のクォーツ式腕時計で1000m防水を誇ります。
ツナ缶と呼ばれる外胴シリーズが真っ黒になった最初のモデルかな?

10年弱の時間が経って2度目の電池交換を終えて今でもしっかりと動いているのですが。。。。

ベースキャンプ10周年というアニバーサリーに奮発して高級な時計を買うというのもいいんじゃないか。。。と思って物色し始めたのが9周年を回ってしばらくしてから。

なんせ時計は浮気しないもんで乗り換えになるんですから厳選した1つを求めて調べまくりました。

候補筆頭はIWC アクアタイマーGSTのチタンモデル。2000年くらいのモデルかな?
昔からいつか手に入れたいと思っていた時計です。

 

まずパッと見は高級腕時計に見えないのがイイ(笑)

IWCなんて時計好きな人しか知らないし、リュウズにお魚マークがあるのもカワイイ。

チタンモデルはギラギラしてないのがとてもいい。

2000m防水というオーバースペックもそそる。


ちなみにポルシェデザインのオーシャン2000を製造していたのはIWCなのでその後継と言っても差し支えないモデル。
映画ホワイトアウトで織田裕二さんがつけていたという話があったけどホントかな?どっちでもいいけど。

しかしいくらカスタムしているとはいえETA社のムーブメントだとなんだか購買意欲がわかないのも事実。。
それにリュウズガードがないのも個人的にちょっと気に入らない。。。
でもデザインはいいよねー。
ってことでステイ。

そして2つ目の候補はいささか高すぎるのと高級感ありすぎるのでイイと思っては却下を繰り返すも独特の空気に「カッコいい」と思う気持ちをずっと捨てられない時計「パネライ」。

 

パネライのPam00333というチタンとステンレスのコンビネーションブレスのモデルが特にお気に入りなんです。40㎜というパネライにしては大きくないサイズにチタンとステンレスのコントラストがとにかくカッコいい!!個人的にはデイトのレンズも好き。ベゼルがないのがちょっとなんだけど300m防水だし。。。
ムーブメントも同じくETAベースだったはずなのでそこはイマイチ。。。の割には高いなぁ。。。
いやぁ、高すぎる。。。。

 

でもそういう問題の前に単純にぼくのキャラじゃない。。。。

パッと見て時計に興味ない人にもお高いことがわかるほどのギラツキ。まぁ、これでもパネライとしては抑えめなモデルかとは思うんですが。。。

 

まぁ、他にもオメガとかGSとかSinnとかいろいろ考えたんですが。。。

で、結局ツナ缶に戻ったってわけです。
候補に挙がるのはは2000年に限定で発売したヒストリカルコレクションのSBDX011。
ツナ缶の元祖1975年に発売された6159と言われるモデルを完全コピーした言ってもいいモデルで限定1000本の販売でした。販売当時にセイコーなのに(無知でした)「え。こんなにするの?」と思ったものでした。
本物の元祖6159も考えましたがちと古すぎる。。。。特にムーブメントが当時のグランドセイコーの10振動ムーブメントなんですが現代のムーブメントに比べると石も少ないしセイコーもメンテしてくれないとの話も聞いてちょっと心配。それに対してSBDX005は8L35というムーブメントで、これは一番新しいツナ缶(自動巻き)にも現役で搭載されている名機なので今後のメンテナンスもバッチリ。
自社ムーブメント積んでるとやっぱり満足度あがります。精度も申し分ないはず。まぁ、正直多少ズレても気になりませんけど。

でも持ってる時計とほぼ同じ見た目ってどうなのよ?
と思っていたけれど。。。

たまたま中古店でそれなりの値段で販売されているのを発見。今では年間に1本市場に出るか出ないかくらいしか存在しないのでかなりレア。箱とかがついてるとコレクションとして価値があるので高いんだろうけどソレはなんもナシの個体。十分すぎるほどきれいな個体だったしこのモデルの価格としては少し安いのもあって悩んだ末に購入しました!

 

しかし悩んだモデル3つとも現在新品で買えない古いモデルって。。。
新しいものに興味ないわけでもないんだけどねぇ。。。

 

 

ってわけでSBBN011とSBDX005を比較してみましょう。

 

左がSBBN011で右がSBDX005。
あ、ベルトはどちらも社外品のタイコノートのメタルブレスに交換してありますので触れません。


パッと見で違うのはベゼル。黒(削れてシルバーっぽいけど)に対してステンレスらしいシルバー。
▽の部分もちょっとあしらいが違う。
そしてボディが地味に少しだけデカい。

 

まぁ、他にも針とか文字盤も少し違う。あ、潜水能力は1000mに対して600mです。どっちでもすごいんだけど(笑)

 

側面からみると大きさの違いがよくわかります。
SBBN011も十分デカいと思ってたけど、SBDX005の方が一回り厚みがあります。。。。
外胴も凸をひっくり返したみたいに出っ張ってます。
そしてよく見ると古いカメラの塗装みたいにテクスチャがあります。
それと外胴のねじが六角でなくてプラスねじ。

裏側は同じく黒に対してシルバー。でも裏側はチタンのシルバーですね。どちらもツナ缶上位モデルなのでワンピース構造でフタはありません。
SBBN011の方がエッジが立っていてベルトとの接続が平面的。外側に穴がなくてベルト交換しにくいです。
SBDX005の方がヌルっとしたデザインでベルトの接続部が立ち上がってます。外側から穴が貫通してるのでベルトが交換しやすいです。といってもほぼ同じです(笑)

 

全体的にはSBDX005の方が少しばっかりクラシカルですね。
しかし重量がすごいです。重い。

半分以上メタルブレスの重さですがSBBN011(190g)とSBDX005(208g)の間には18gの重量差がありますが、ブレスは少し軽くなってるはずだからボディの重量差はもっとあるんだろうな。
SBDX005の方がとても疲れます(笑)

あ、最後にクオーツと自動巻きの針の動きの違いが一番大きいかもです。
カチッカチッと1秒ずつしっかり刻むクォーツに対してチッチッチッチと細かくヌルっと進むのは自動巻きならではですね。

 

完全に自己満足で時計が変わってることに気が付く人はいないと思うんですがとても満足しております。
とりあえずセイコーさんがメンテナンスしなくなるまでは腕に嵌ってると思いますので良ければほめてください(笑)