週末は某山にテント泊で冬山登山してきました。
一緒に行ったのは馬喰町のこだわりアウトドアショップHike+Likeの松本さんと最近Gearedでも取り上げられて話題のatelier Blue bottleの辻岡さん。
どちらもぼくなんかよりはるかに登山経験豊富な方々。
松本さんが行く場所やスケジュールを決めてくれたのに従ってホイホイついていっただけで、なんだか申し訳ないほど何もしていません。
久しぶりに言われたままについていくという無責任登山でした(笑)
さて、この季節の登山。
先に言っておきます。今回は長いですよ。
さて、松本さんの指定で目的の山に向かうバスが出る駅にお昼の12:30に集合。
とのことでしたが、実際はそこに行くまでの電車で3人とも合流しちゃいました。
登山というにはのんびり出発で、でかい荷物背負って街中歩くのは少しばかり小っ恥ずかしいですな。
そう言う意味では朝イチの方が楽ですが、出る時間が遅いのは楽なもの。
バスに乗って停留所を降りるとさっそく雪。
でも暑い。。。。
土曜日は春のような陽気で登山道はすぐに雪もなくなりこの時期とは思えないほどの暑さ。。。。
3人してすぐに上着を脱いでというかベースレイヤーのみで歩きます。
松本さん本人も「思ってたよりキツイ」と言っていたのですが、テントなど全部背負っての登山は身軽な日帰りとは結構違うもんですね。
ぼくはかなり久しぶりだったのですが、体力はまだまだ結構あるようです。
キツイなりに2人に置いていかれることなく登ります。
目的地付近になっていきなり一面雪世界。
辻岡さんがはしゃいでいます(笑)
ようやく冷たい風が吹いて冬山らしい感じになってきました。
さて、ここでようやく出番です。
そう。
この日のために買った軽アイゼンとゲイター。
ゲイターは装着しやすく、なかなかいい具合。
でも使ってみるとみんなが高級な透湿系素材のゲイターを欲しがるのもわかります。
正直蒸れますね。
軽アイゼンは快適。
歩きやすくグリップは快適そのもの。
靴との相性もあるんでしょうが、ぼくの履いていた靴だとアッパーを締め付ける感じがして、そこだけ不快でした。
正直「キチンとしたアイゼンじゃなくて大丈夫なのかな?」って思っていましたが、歩いてみたら「キチンとしたアイゼンなんてぼくに必要あるのかな?」に変わっていました。(笑)
これからアイゼン買う人!
普通の冬山なら多分コレで十分ですよ!
さて、順調に進みますがやはり雪道はスピードが落ちる。
ついでに斜度がキツイ。
しかしその辛い斜面を登ったところが今回の目的地。
おお!
いきなり拓けて見事な展望!
富士山も夕焼けもキレイです!
しかし。。。。。
夜はすぐそこまで来ております。。。
急いでテントを設営せねば。
ここで最大のトラブル発生。。。。。
なんと。。。。。
ペグがない。。。。。。
前回使用した時にテントの袋の中にペグ袋を入れ忘れて別々にしまっていたようです(笑)
まぁ、こんなことで焦るわたくしではありません。
しかも雪山だし。
どーせペグなんて効かないんだから!と言い訳してペグなりそうな木を拾い集めます。
脆い木ばかりでしたがなんとか設営完了。
ペグも大変だったけど、でかいモノポールだったので底面を踏み固めるのはもっと大変でした。
前回雪山遊びしたときはスコップやスノーシューやらがあったのでもう少し楽だった。。。。
松本さんはトレッキングポールで建てるタイプのテントで、辻岡さんは自立式(そうでなくても使えるらしい)。
2人のテント見てUL系テントが欲しくなるワタクシでした。。。。
設営が終わったらぼくのテントの中で鍋パ!
こういうのができるのはデカイモノポールの特権だよね!
アルコールストーブの松本さんにガスの辻岡さん、そしてガソリンのワタクシ。
鍋をつつきながらストーブ話やアウトドア談義に花が咲きます。
またなにか買ってしまいそうです(笑)
そんなこんなで鍋食い終わると寒いのなんの。
日が沈むと一気に気温が下がります。
昼の陽気もどこへやら、マイナス5度近くまで下がってました。
鍋食い終わって寒いので、それぞれ自分のテント戻ってでもう寝ますか。ってなったのはなんと8時にもなってない時間。。。。
冬山の夜は早い(笑)
で、就寝したはいいのですが。。。。。
先ほど最大といったペグ忘れのトラブルを上回るトラブルが発生!
なんと。。。。
寝てたらテントが倒れました!
夜になったらすんごい風が吹き荒れて、ペグが1本吹っ飛ばされました。
で、自立できないぼくのテントはバタン。。。。
まぁ、すんごい風なのでバッサバッサうるさいし、ビュービューゴーゴーうるさいし、こうなりそうだってことは寝ながらわかってたんですけど(笑)
ってなわけでみんなが寝てるのにバサバサとテントの幕をかき分けて靴履いて外に出てテントを張り直します。
やはりテキトーに建てるのは良くない。
でも、気温が下がったおかげで先ほどよりペグが刺さります(木ですけど)
おかげで結構しっかり張れました。
さらに見上げれば億千の星。
一番光ってたのはなんという星かわかりませんが湘南の風もびっくりです。
寝る前は曇ってたのに!
しかしその向こうに見える東京の明るいことったらすごいですね。
それはそれで幻想的で素敵でしたが。
写真を撮ろうと思いましたが全然撮れません。
明るいレンズや感度のいいボディ、そして重い三脚を担いで山に登る人の気持ちがわかりました。
これを写真に収められないのは残念で仕方ないですな。
その後も風の勢いは増すばかりで、寝てるのか寝てないのかもわからない中、また倒れる不安と戦いながら身体を休めました。
いや、長い夜でした。
飛び越えて愛を誓うわけでもないのですが、松山千春もびっくりです。
バッサバッサとすんごいうるさいけど、ちゃんと張れば意外と強烈な風に負けないもんですね。
メガライトの出来に感心しました。
次回からは端折らずキチンと張ります。
いや、その前にペグ忘れないようにします。
朝もキレイです。
朝焼けが美しい。
チャチャっと支度して荷物がまとまったらとりあえず山頂を目指します。
そうです。
まだ山頂を踏んでいなかったのです。
ただ、すぐそこなので3人とも手ぶらで歩きます。
サクッと写真撮影のつもりがカメラを置くモノがなく。。。。
結局元に戻ったあとにザックに乗せて記念撮影。
いやー、見事に傾き、小さく、そして逆光。
次回は頑張ります(笑)
行きはバスで来たのですが、バスの時間が悪いのもあって駅まで歩きます。
トータル5時間ほど?歩くと流石にヘトヘト。
重い荷物背負うとやはりいろいろ違うものが見えてきますね。
何日も縦走とかするとまた違うんだろうな。
帰りの電車は3人とも爆睡でした。
みんな風が強くてあまり寝れてなかったようです。
いや、いろいろなモノが見えてきた楽しい登山でした。
みなさんもテント泊登山どうですか?
コメントをお書きください